税理士の繁忙期

税理士への相談と忙しい時期について

税理士とは、税に関する専門家であり、無償独占という制度が設けられています。無償独占とは、その資格がなければ、たとえ無償であったとしても業務を行うことができないというものです。現在この資格で認められている無償独占は、税に関する相談や申告などです。その資格を生かして企業や個人事業を行う人の税に関する相談や法人税や所得税の申告さらには人が亡くなった際に行う相続税の申告や贈与があった際の贈与税の申告などを主な業務とする仕事です。特に事業を行っている人にとっては、依頼していることも多く身近な専門家であるといえます。

事業を行っている場合には、大きく分けると、法人として事業を行っている場合と個人として事業を行っている場合の2つに分けることができます。またいずれの形態で事業を行っているかにかかわらず自分で税額を計算し、申告さらには納付を行う必要があります。その申告書の作成業務を税理士が請け負います。申告書の作成および提出はそれぞれ定められた期限までに税務署や市役所などの各役所へ提出する必要があります。したがって税理士の忙しい時期とこの申告書の作成および提出は非常に密接な関係にあるといえます。申告の多い時期は、必然的に忙しい時期となります。

ではいつが申告書の提出が多いのかという話です。まず個人事業の場合は、申告書の提出期限は定められています。よくその時期になると「確定申告」という言葉が、テレビや新聞などで目にすることがあると思います。だいたい年明けの2月ごろから3月ごろまでそういった報道がありますが、これは個人事業の所得税申告書の提出期限が3月15日(土日の場合はその後日)だからです。したがって年明けから3月までは個人事業の申告で忙しい時期となります。法人は、定められている訳ではありません。ただ慣例などから3月に決算を行う企業が多くなっています。

税理士の忙しい時期は、上記の所得税及び法人税の申告書の提出期限から3月を中心としてその前後の時期が忙しい時期です。3月の前後は、相談を受けることも多くなってきます。また相談を受けてすぐに返答できる内容のものもあれば、少し時間をいただいて返答するものもあります。特に決算間際は込み入った相談が増えやすくなってきます。また申告書の提出だけでなく、年末には年末調整という仕事もあります。したがって税理士の忙しい時期をまとめると、年末調整の始まる12月から所得税の申告期限である3月、さらに3月決算法人の申告期限である5月までが忙しい時期となります。